JR藤沢駅から徒歩4分。レンガ風のタイルがどこか懐かしい築25年のマンションの1室に、意外や意外、最新のデザイナーズ物件を思わせる個性的な空間が広がっています。そこは、湘南リノベーションのショールーム。古いマンションに新しく命を吹き込む、リノベーションのプロフェッショナル集団です。
そもそもは、ディレクターの吉原さんの「住みたいマンションがない!」という悩みから始まりました。駅の近くに住みたい、自分らしい空間に仕上げたい、内装は自然素材で、海外の設備機器も導入したい…。「?したい」が多ければ多いほど物件探しは困難で、予算もどんどん膨らんでいきます。コストは抑えたい、でも妥協はしたくない。そこで注目したのが、新築と比べるとはるかに低価格で取得できる中古マンションのリノベーション。既存の仕切りは、一度スケルトン(内装、配管、配線を全て取り払った構造躯体)の状態にして全て取り払い、新しく自分だけのこだわりやワガママを詰め込みました。
そうして、万人向けに設計された3LDKの空間は、とことんまで無駄を省いた1LDKのオリジナル空間に生まれ変わりました。建売りのように画一的でなく、注文住宅のようにコストがかからない。リノベーションという第3の選択に、いま注目が集まっています。
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1、約30畳の開放感あふれるLDK。床のフローリングにはオークの輸入材をセレクトし、壁は左官仕上げ。天井にはプロジェクターを設置し、リビングシアターをインストール。
2、収納スペースは1室に集めて、余分な家具を部屋には置かない。造り付けの収納棚でスッキリとまとめて。
3、LDKの奥に一段高いスペースを用意して、そこにベッドを配置。壁をくり貫いたかのような小さな寝室は、洞穴をイメージさせる。 |
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