湘南のここちいい家づくり相談

自然素材をお勧めする理由|kokochieコラム

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自然素材をお勧めする理由

自然素材をお勧めする理由接着剤で固めた素材を家づくりに用いることはお勧めできません。
人間が家の中で過ごすにあたって床と壁に囲まれています。その床や壁が接着剤をバリバリ用いていると揮発性有機化合物が部屋に充満されることでその揮発性有機化合物質のひとつ、ホルムアルデヒドが引き金となってシックハウス症候群や化学物質過敏症を引き起こして問題となっています。当社家づくり相談"kokochie"にお越しになられる方でもシックハウスでお悩みの方や気にされる方がとても多いです。
筆者である私も、以前住んでいた賃貸テラスハウスでは朝起きると喉が痛むことがよくありました。その時は、「自分は喉が弱いほうだからしょうがない。」と自分自身の体質の問題だと思っていたのですが、家を建てて引っ越してからは、朝起きた時のそれがない! 床・壁、天井に自然素材を用いたことが良かったのではないかと思っています。直接的な理由かどうかは断言できませんが、変わったことと言えば、住む家。合板の床やビニールクロスの賃貸テラスハウスと自然素材の家の差異を、身をもって健康面から実感したものです。
その自然素材の特徴について記します。
自然素材を用いたほうがいいとお薦めしてしまう結果になろうかと思いますがどうぞお付き合いください。

無垢の材を床や天井に用いる

自然素材をお勧めする理由あたりまえですが、人は家に居る時には、床に接しています。いつも接している床に、自然の創造物である木材を用いることはとても心地いい。おそらく本能的に感じる心地よさなのですがすこしだけ理屈っぽくご説明したいと思います。

【調湿効果】
無垢の床材は当然ですが、木からできています。木は切り倒してしまうと基本的には生きてはいないのですが、木は切られたとしても、木の中にある無数の微細な胞体の中に水分を含むことができる余地があります。その余地が夏には湿気の水分を木が吸ってくれてサラリとし、冬場の乾燥期は水分を放出することによってしっとりした感じがあります。これを調湿効果といいます。年間を通じて快適な湿度をもたらしてくれるのです。

【健康面】
無垢の木材には、接着剤で固めた合板のフローリングと違って人体に有害な物質が含まれていません。シックハウスの原因となる揮発性有機化合物質が室内に放出される心配はありません。

【見た目】
自然の木材が持つ見た目の美しさ。以前取材で訪れた施主さんは「ソファに寝転がって木を貼ってある天井を見るのが楽しい」とおっしゃっていました。自然の樹木の木目や節の模様を見ていると楽しかったり、落ち着いたりとそんな気持ちが芽生えてきます。

【触感】
手のひらや素足の裏で感じる木の気持ちよさは触ればわかります。スリスリしたくなるのです。また、冬だったら暖かさ、夏だったら涼しげな感じ。これは、さきほど述べた調湿効果とも関係しています。木は断熱性や保湿性にもすぐれているのです。無垢材の肌触りは、合板や新建材では出せないものです。

【香り】
森の中や社を散歩していて気分がいいのは木から出るフィトンチッドという成分のためだそうです。そのフィトンチッドを使った実験の結果、血圧降下や脈拍の乱れを減少させるなど、成分にリラックス効果があるそうです。木の香りは人の心をやすらぎを与えるのです。木を用いた家の玄関を開けると、心地よい香りがします。

自然素材をお勧めする理由【経年変化を愉しむ】
工業化製品は時間が経てば古びた感じになったり、さびれた感じになったりします。また傷がつけば傷のママ。しかし自然の木材は、時が経てば立つほど風合いが増していきます。色あいが年々変わっていくさまはとても味わいの深いもの。また木に傷がついたとしてもあまり気にならないですし、むしろそれが家族の思い出になったりすることもあるでしょう。自動車や携帯電話を指して、「時が経ってどんどん味わいで出て来た」と言うことはあまりないと思います。

ここまでお聞きになって、どうでしょうか?
床や無垢の材をも用いることは良いことずくめだと感じられたのではないでしょうか。 
でも強くお勧めして後でこんなはずじゃなかった、ということになってしまってもいけません。もちろんデメリットもありますのでそれをお伝えしたいと思います。ひとつはコスト。やや材料と施工費用が合板のものよりはかかります。また、木はその調湿効果のために、縮んだり、膨らんだりします。床のフローリングの木の隙間が夏には狭くなり、冬は広がります。
多少のメンテナンスもしたほうがいいでしょう。水をこぼしたら拭くとか、数年に1回は自然のオイルを塗装するのも長持ちさせるためにやったほうがいいです。(ちなみに筆者は築後13年の床のメンテは水回りのみしかやってませんが・・・)
しかしこうしたデメリットを裕に乗り越えるだけのメリットが多数あります。あなたの家づくりの際にはぜひとも自然素材の無垢の床材を用いてください!

壁を漆喰や珪藻土などの塗り壁にする

自然素材をお勧めする理由床と同様、家に居ると壁で囲まれていることがわかります。家の外壁の内側はもちろん、部屋と部屋の仕切り壁を足していくと壁の総面積はおおよそ床面積の5倍はあります。
壁に珪藻土や漆喰などと自然の素材を用いると室内環境はすごく良くなります。
塗り壁を施工した方々の声を聞くと、
 「家の中で、大人数で焼き肉をやっても、片付けしている頃にはにおいは消えてしまう」
 「いつも室内の空気が新鮮です」
 「夏はさらりと、冬はしっとりしていて、空調効果も高い」
 「壁に反射する照明が綺麗です」
 「家の中が暖かい」

と口々におっしゃっています。
このように、珪藻土や漆喰などの素材を壁に塗装することは、調湿効果や消臭効果や省エネなど様々な効果が実証されています。また七輪やコンロの原料は珪藻土であることからもお判りのように耐火効果もあります。とてもお薦め
加えて、よごれ等のメンテも比較的容易です。よごれたところや補修が必要なところに素材を作って塗るだけで出来上がってしまいます。

一方、これがビニールクロスだったらよごれを拭いても消えない。さらに、取り換えるといっても一部だけとわけにもいきません。結果的にあきらめるか、結構なコストをかけて貼りかえるかしか道がないのです。
住む人にとって良いことずくめで、そのうえ、補修も容易となれば、家づくりにあたって塗り壁を選択することを検討してみていただいてもよろしいかと思います。
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実は、kokochieをやっている当社さくらがおかは、打ち合わせスペースを珪藻土を自分たちで塗装ました。
そのおかげで、たとえば煙草を吸われた方が居たとしてものの30分も経てばにおいは消える。
その効果を実際に感じています。

まとめます!

床や壁に自然素材を用いる。これはお薦めです!

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