湘南のここちいい家づくり相談

コラム | 家を持つ時期について~私の反省から

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家を持つ時期について~私の反省から

「子供が小学校にあがる前に家を持つ」ちょうどいい節目として捉える方が多いと思います。実際、私も長い賃貸暮らしからの脱出時期について、そう思って実際にそうしました。
「子育てのためにも家を建てよう」。こうした考えが家を持つ大きな動機になるのは子を思う親としては当然のことではないでしょうか。
「家族がリビングを通って各お部屋に行ける間取り」「キッチンの一角の勉強カウンターで親子で学ぶ」「テラスで水遊び」「庭でBBQ」・・・こうした希望を実現して子どもをのびのび育てたい。親として幼い子供が日々成長をするのを見るのは大きな喜びのひとつです。そうして家族で一緒に過ごした家には、いたるところに子どもとの思い出が刻まれていくようです。

しか~し、そんな幼い子供たちは日々成長していってしまいます。あの可愛い小学生だった子供たちは、中学生や高校生になると学校や部活などの活動、友達との遊びで活動範囲が広がっていいきます。子どものたくましく成長は、大変喜ばしいことなのですが、それに反比例して親・子どもが家で一緒に過ごす時間は減ってしまいます。彼らの社会が広がっていくことは即ち、家族との時間の減少につながっています。実際に自分の中高時代を思い出しても休日に家で親とのんびり、などという思い出は浮かんできません。

小学校にあがるタイミングで家を持った自分ですが、もっと早くても良かったと今更ながらに思っています。
「子どもが健やかに育ってほしい」親として日々成長していく幼い子供の姿を見るのは楽しみで仕方がありません。思い出もたくさん刻まれていきます。しかしそう強く感じる時期はおおむね小学校までではないでしょうか? 子どもが誕生して12年くらい。小学校にあがるタイミングだとこのいい時期の半分くらいが過ぎちゃっています。この時期に楽しい住まいでより長く過ごすことができていればもっと良かった、これは私の反省です。子育てを家を建てるきっかけにするならば、「いい時期」をきるだけ長く良い住宅環境で堪能するほうが家を建てるかいがあるというものです。「子どもが小学校にあがるまでに家をたてる」というスケジュールを建てている方は、もう少し早く、いやできるだけ早く、楽しい住まいでより長く子供たちとの楽しい時間を過ごせるように、どうか私の反省を活かしてほしい、そう思う次第であります。

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